貯蓄型保険を実際のユーザーの口コミ・評判をもとにランキング。みんなのおすすめは？

明治安田生命が販売する積立保険。月掛保険料5,000円を一口として最大4口（20,000円）の保険料を5年間積み立て、10年間の保険期間満了後に「満期保険金」として受け取れる。

じぶんの積立の特徴は、10年間の満期前に解約した場合でも返戻率100％以上をキープしており、支払った保険料よりも戻ってくるお金（解約返戻金）が少なくなる「元本割れ」が起きない点。貯蓄性がある他の多くの保険と比較しても、安心感や資金の流動性で頭一つ抜けている。

支払う保険料は生命保険料控除の対象になるため、節税効果も考慮すると銀行預金よりも高い利回りでお金を積み立てることができる。

加入に当たり、医師の診断書や健康状態の告知は不要。なお、保険期間中に契約者が不慮の事故等で死亡した場合は、払い込み済みの保険料の1.1倍の「災害死亡給付金」が支払われる。（契約者死亡時で「災害死亡給付金」が支払われない場合は、既払込保険料と同額を「死亡給付金」として支払い。）

積み立て機能のみのシンプルな保険として、解約時のデメリットがなく、節税メリットも大きい。家計の貯金方法の1つとしてチェックしておきたい貯蓄型保険だろう。

オリックス生命が販売する終身型の生命保険。契約時に指定した死亡保険金（200～5,000万円）が死亡時に支払われ、契約解除を指示しない限り、終身の死亡保障を準備できる。

終身保険RISEの特徴は、生命保険として死亡時に備えるだけではなく、貯蓄性のある保険として支払った保険料を解約時に受け取れる点。

契約時点で指定する「保険料払込期間」（低解約払戻期間）を超えて生命保険契約を継続すると、解約時に戻る「解約払戻金」が、払い済みの保険料を上回る仕組みとなっている。

払戻率は、「契約時の年齢」「保険料の払込期間」「解約時の継続年数」によって異なるが、公式サイトでは保険料の試算と同時に解約払戻金もシミュレーションできるので、自身のケースでチェックしてみると良いだろう。ちなみに、30歳契約で60歳まで保険料を払い込んだ場合、60歳直後の解約払戻率は109.9％、70歳時点で115.6％、80歳時点で120.9％と他の貯蓄型保険と比較しても高い。生命保険料控除も受けられるため、他の貯蓄型保険（学資保険、個人年金保険etc.）の契約予定がなければ有効に活用したい。

解約するまで長期間、資金が拘束される点は注意が必要だが、払戻率の高い保険として有力な選択肢となる貯蓄型保険だろう。

SBIホールディングスが運営する積立保険の一括資料請求サイト。保険の種類ごとにまとめて資料請求が可能で、積立保険の場合は最大5社7商品の資料を無料で取り寄せることができる。

資料請求を利用するともれなく、保険の基礎知識や、入り方・見直し方、税制上の優遇措置などについて解説したガイドブック『ほけんのキホン』もプレゼント。

保険会社の中でも取り扱っている会社とそうでない会社が分かれる積立保険をピックアップし、まとめて比較できるサービスは利便性が高い。各社の積立保険を効率よくチェックしたい場合におすすめの資料請求サービスだろう。

日本生命が販売する学資保険。主に子どもの大学進学にかかる費用を想定して保険料を積み立てていく貯蓄型の保険で、特に日本生命が取り扱う学資保険は、保険料の払込期間を最短5年とすることで、学資金の返戻率（支払った保険料に対する受取学資金の割合）を約108.9％まで高めており、人気が高い。

なお、返戻率は、学資金を受け取るタイミング（大学進学後、大学進学前、中学・高校・大学進学時）や、こども祝金（小中高の進学時に各20万円ずつ既払保険料から支払われる）の有無によって変動し、保険料を短期間で納め、受け取るタイミングを遅らせるほどお得になるので覚えておきたい。

加入に当たっては、親子ともに健康状態の告知は不要。ただし、祖父母が孫の学資金のために加入する場合は告知が必要となる。

短期間で保険料を支払う場合、月あたりの負担額が大きくなる点がネックだが、保険料払込期間を学資年金開始時（例：18歳）とすれば、保険料は月額13,350円（基準保険金額100万円、月払いの場合）となる上、返戻率も約104％の水準をキープできる。複数の加入プランを比較した上で検討したい貯蓄型保険だろう。

カナダに本拠を置く外資系生命保険会社・マニュライフ生命が販売する個人年金保険。毎月積み立てた保険料を米ドルまたは豪ドル建てで運用し、保険料払込期間満了後に年金として受け取れる。年金は「外貨建」「円建て」の両方で受け取ることができるため、特に老後資金を運用しながら積み立てて、外貨建てで受け取りたい場合に利用価値が高い。

ただし、外貨建てでの運用となるため、為替相場の変動によって年金の受取額が増減する点、為替手数料や保険関係費など、支払った保険料から差し引かれる手数料が多い点には注意が必要。

外貨預金やFXの利用経験がなく、為替の仕組みが難しいと感じる場合は、資料請求や保険会社への問い合わせで保険の内容と為替リスクをしっかり把握してから検討したい。

契約者向けのサービスとしては、各領域の専門医にセカンドオピニオンを受けられる「メディカルソムリエ」や、医療・健康・育児などの電話相談が可能な「メディカルほっとコール２４」、その他メンタルや生活習慣病などの支援サービスを提供。

保険の仕組みと手数料体系がやや複雑な点はネックだが、外貨での資産づくりを検討する上で選択肢の1つとなる貯蓄型保険だろう。