転職するならどっち?徹底比較!大企業VSベンチャー企業
大企業社員だった編集長がベンチャーで起業!編集長が語るその違いとは?
これまでの3回で、転職の際に必要となる知識について解説してきました。
今回は番外編として、転職する際に候補となるであろう、大企業とベンチャー企業にスポット当て、その両方を経験してきた編集長が、その違いをお話します。
※本特集では、大企業とは既に上場している企業、ベンチャー企業とは社員数人〜数十人で成功への高い意欲を持った企業と定義します。

編集長プロフィール
いわゆる大企業2社(電気メーカー、コンサルティング会社)を経て、ベンチャー企業を創業。
コンサルティング会社時代は大企業向けのITコンサルティング業務に従事。
ベンチャー企業創業後は、中小・ベンチャー中心の経営コンサルティングに多数携わる。
大企業への転職のメリット・デメリット
バブル崩壊以降、過剰な雇用をスリム化してきた大企業ですが、アメリカのリーマンブラザーズ証券倒産に端を発した世界不況の影響を受け、現在は更に雇用を極端に絞った状態が続いています。。
現在はバブル期のように誰かれ構わずに採用を行っているという訳ではなく、非常に厳選した採用を行っているため、内定をもらえる学生ともらえない学生が2極化する傾向が見受けられます。
この傾向は当然中途採用の市場にも波及しています。企業は新卒・中途共に採用に対して慎重になっているのは間違いありません。
次に大企業の魅力について考えてみたいと思います。一般的な大企業の魅力として以下のような項目が挙げられるでしょう。
大企業の魅力
- 安定感があるので倒産する心配が少ない
- 福利厚生が充実している
- 労働条件が良い
- 給与水準が高い
- 大きな仕事や、上流工程の業務を経験できる他
大企業の全てがこの項目を満たしている訳ではありませんが、これらの項目が充実している傾向があり、転職者にとって魅力的に写るのは間違いないでしょう。
ただし、中途入社で大企業に入社する場合、目に見えないデメリットがあることも忘れてはいけません。
まず、当然ですが新卒で入社している訳ではないので社内ネットワークがないということ。大企業では社内でのコミュニケーション能力が問われるケースが多いので、この点は覚悟が必要です。
また多くの大企業(特に規模が大きくなればなるほど)で、中途採用者の昇進に対するハンデがまだまだあります。日本を代表するような企業でも、未だに中途採用者の職種区分が別に設けられていることがあります。もちろん、そのような区別をつけていない大企業もありますが、そういった制度があることも想定しておいたほうがいいでしょう。
ベンチャー企業への転職のメリット・デメリット
それでは次にベンチャー企業について検証していきましょう。
求人に関してはベンチャー企業のほうがむしろ積極的です。不況の影響を受け、大企業が採用を控えているため、将来有望なベンチャーは優秀な人材を確保するための好機と捉え、採用活動を活発化させています。つまり、今は優良なベンチャー企業への転職の狙い目の時期と言えます。
それではベンチャー企業の魅力を考えてみたいと思います。一般的には下記のような項目が挙げられるでしょう。
ベンチャー企業の魅力
- 成長力がある
- 実力を評価してくれる *中途入社によるハンデはない。
- 重要な仕事やポストを任せてもらえる
- ストックオプション等で大きな報酬を期待できる
- 上流から下流まで全ての仕事を経験できる
ベンチャー企業はまだまだ未成熟ですから、自分の力で会社を大きく成長させると共に、自分自身も大きく成長することができます。また、もともと中途採用中心の採用を行っているため、中途入社によるハンデはありません。
報酬に関しては大企業に比べると劣る場合も多いですが、ストックオプションによってそのベンチャーが上場した際に大きな報酬を得る可能性もあります。
ただし、その反面大きなリスクがあるのも事実です。ベンチャー企業は多くの場合、財務が不安定です。新しい分野でチャレンジしているベンチャーの場合、赤字決算の会社も少なくありません。つまり、ベンチャーは常に会社の成長と倒産が隣り合わせにあるのです。※ただし最近では大企業であっても決して安心できる訳ではありません。
また、ベンチャーは人材が不足していることから自分のやりたい分野以外の仕事をしなければいけない場合があります。
その他にも、大企業に比べ福利厚生や労働条件も満足いくものではない可能性があることも覚悟しておいたほうがいいでしょう。
大企業 VS ベンチャー企業
それでは大企業とベンチャー企業のメリット、デメリットを整理してみたいと思います。
| 項目 | 大企業 | ベンチャー企業 | 編集長のコメント |
|---|---|---|---|
|
△ | ◎ | ダイナミックに成長する可能性を秘めているのがベンチャー企業の大きな魅力。そこに身を置く事で多くの事を体験できるでしょう。 |
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◎ | × | 安定感では大企業が群を抜きます。ただし大企業でも不祥事1つで窮地に陥る可能性があるのが現代社会です。大企業だからといって過度の安心は禁物。自分のスキルを磨くことを忘れずに。 |
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○ | △ | 給与水準は平均的にみると大企業のほうが高く、安定しています。ただしベンチャー企業の場合ストックオプション等で大きな報酬を得る機会があります。 |
|
△ | ◎ | 新卒社員が多い大企業に対し、中途採用の占める割合が高いベンチャー企業のほうが待遇は良いでしょう。 |
|
○ | △ | 大企業では快適なオフィスが用意されている他、残業手当や特別休暇等の制度が整っているところが大半。それに対してベンチャー企業は労働環境の整備が遅れがち。 |
|
○ | △ | 大企業のメリットの1つに充実した福利厚生制度があげられます。ただし、バブル崩壊後、多くの企業が保養施設の売却や福利厚生制度の見直しを行っているため、以前ほどではありません。 |
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○ | △ | 大規模プロジェクトに携わるチャンスが多いのは大企業です。大規模プロジェクトのマネージメント業務を経験できるのは大企業ならではです。 |
|
△ | ○ | 大企業はリソースが豊富なため、どうしても企業の歯車となりがち。自分の働きが会社の成長に直結するベンチャー企業のほうがやりがいを感じやすいでしょう。 |
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◎:非常に良い ○:良い △:若干不安有り ×:不安有り *上図は一般的な大企業とベンチャー企業の事情をまとめたもので、全ての企業にあてはまる訳ではありません。 |
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大企業 VS ベンチャー企業 あなたはどっちを選ぶ?
さて、ここまで大企業とベンチャー企業の比較をしてきましたがいかがでしたでしょうか?
全ての企業にこれらの比較を適用できるわけではありませんが、大企業とベンチャー企業を比較、検討する際の参考にしていただければと思います。
大企業への転職を目指すにせよ、ベンチャー企業で挑戦するにせよ、一番怖いのは、企業の情報や業務内容を十分に検討せずに転職して後悔することです。手元に十分な情報がない場合は人材紹介会社の転職コンサルタントに相談してみてもいいでしょう。
どのような選択するにせよ、リスク、そしてメリット、デメリットが必ずあります。そのことを忘れずに、十分な調査をした上で転職先の企業を選ぶようにしましょう。
転職勝ち組になるためにも、情報収集は手を抜かないようにしてくださいね。
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